日本からキューバに旅行する人は少ないので、ガイドブックや情報も少ないのが現状です。キューバは社会主義国ということもあり、国内情報もあまり公開していません。キューバは観光収入が大きな財源となっていますが、情報不足のために未知の国というイメージがあります。ホテル以外の宿泊施設として、国民が自宅を貸しているカーサパルティクラルがあります。入国審査の際に宿泊先を聞かれることもあるので、予め決めておくことが大事です。

パスポートやビザ取得

キューバ旅行に行くためには事前に準備が必要です。まずはツーリストカードと呼ばれるビザを準備します。日本から渡航するにはキューバ大使館領事部で、このツーリストカードを取得します。窓口で申請書を貰って必要事項を記入します。窓口では申請書とパスポートのコピーと手数料を支払うと受け取れます。ツーリストカードにはパスポート番号と氏名が印刷されています。入国の際にミシン目の右側が回収されます。直接大使館に行けない場合は郵送申請も可能です。米国系以外の海外旅行保険に入ることも義務付けられており、英文の契約証明書を持参しなくてはいけません。キューバ旅行で多くの人が戸惑うのがインターネットです。キューバではインターネットの普及が遅れているため、一般家庭でもインターネットに接続できる家庭はほとんどありません。そのためインターネットカフェやWi-Fiに接続できるホテルラウンジなどを利用することになるので注意しましょう。

キューバの通貨事情

キューバでは2つの通貨が使われています。外国人旅行者が使うCUCと一般のキューバ人が使うCUPです。ホテルやカフェや観光地周辺のレストランなどでは、全てがCUCになっています。紙幣は高額な外国人向けの店舗でよく利用されており、キューバ人の富裕層でもCUCの利用者は増えています。CUCの硬貨は外周の内側が八角形になっているのが特徴です。「センタボ」という補助通貨もありますが、ほとんど使い道がありません。キューバ人が日常的に使っているCUPはデザインも異なり、紙幣としてあまり綺麗ではありません。そのため見分けがつきやすいのですが、まとめて受け取った時には確認するようにしましょう。観光地以外のカフェや食堂などでは普通にCUPが利用されています。ハバナやバラデロやトリニダー以外では地元通貨で支払うことになるので、少しでも換金しておく方が良いでしょう。外国人向けの店舗は割高になることが多いので、CUPでの支払いは得になることもあります。