キューバというと野球が強く、カリブ海などの美しい風景、街中では明るいサルサの音楽が響き、子どもから大人まで踊り、とにかく陽気でラテンなお国柄というイメージを持たれる方も多いかもしれません。日本ではまだまだなじみのない遠い国ではありますが、ツーリストカードさえ取得できればカナダのトロントやメキシコ・カンクン経由で行くことが出来ますので、実は最近人気の旅行先です。また、アメリカと国交を断絶していた時期もあったため、街中では1950年代のクラシックカーもたくさん見られます。

キューバってどんな国?

キューバは中南米の国で、社会主義国家です。キューバはカリブ海の北部に位置しており、公用語はスペイン語です。年間平均気温は25.5℃と温暖な気候で過ごしやすくなっています。キューバ本島と大小1600の島々から成る国家です。キューバの人口は約1126万人で首都はハバナ。ハバナにはキューバ最大の約210万人が住んでいます。旧市街にはスペイン植民地時代の歴史・影響を色濃く残した建物が並び、革命広場やライブバーなどキューバ旅行の観光名所もたくさんあります。なお、2015年7月にはアメリカとの国交が54年ぶりに回復しました。
社会主義国家なので、アメリカ発行のカードやドルは使えなかったのですが、アメリカとの国交が回復したため、今後使えるようになるのではないかとされています。外国人用には兌換ペソ、国民用には人民ペソという二種類のお金が用意されています。また国営ホテルとカサ・パルティクラルという民泊システムがあります。カサ・パルティクラルは家族経営の為、良心的な値段で泊まることが出来ます。

キューバのベストシーズンは?

キューバ旅行のベストシーズンは、雨が少なく気温も穏やかな11月から4月の乾季で、ちょうど日本の冬に当たります。夏はハリケーンもありますし、雨も多く、とても暑いので避けた方が無難でしょう。サマータイム制を導入しており、時差は日本と比べると14時間遅れとなっています。年間で最も気温の低い月は1月、2月となっており、平均気温は約22℃です。とても過ごしやすい気候の為、世界中から観光客がやってきます。逆に最も暑いのは7月で気温は28℃を超えます。キューバ旅行は個人でも行けるのですが、心配な方は旅行会社のパッケージツアーを利用すると便利でしょう。旅行会社によってはビザの取得や観光案内まで行ってくれますので、大変便利です。もし旅行会社でキューバ旅行を探すのであれば夏明けから探した方がよいでしょう。革命や社会主義国家なので治安が悪いと思われがちですが、夜中に女性一人で歩いても平気な国です。しかし、スリ、置き引きはありますので、十分注意が必要です。